自動車の運転で一番怖いのが事故。いくら自分が安全運転をしていても、人間が運転するものなので完全には防ぎきれません。
幸いにも今まで大きな事故はありませんでしたが、万一に備えて、はじめてのドライブレコーダーを取りつけようと思って一日がかりで調べてみました。
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ドライブレコーダーも安くなってきたとはいえ、万単位の買い物ということで失敗したくありません。かなり真剣です（笑）
本当に必要なのかなという思いも心のどこかにあったので、まずはメリットを考えました。
ドライブレコーダーのメリット
ドライブレコーダーを搭載するメリットは以下のような感じでしょうか。
もしもの事故記録
目撃者がいないとき、また当事者同士の意見の食違いがあっても映像記録として残すことでトラブルの回避ができる。事後処理がスムーズになる、これが最大のメリットですね。
ヒヤリとした時にあとから確認できる
ヒヤリやハットした場合も、あとから何がマズかったのか確認・学習することで安全意識を高めることができる。
安全運転の意識向上
万一の際の記録になるということは、逆にいえば自分の運転も記録されているということなので、それを意識した安全運転につながる。
旅の楽しい記録として
いろんなサイトによく書いてあったような気がしますが、個人的にこれは求めていません（笑）
もしものための安心感については当然求めるところですが、3つ目の安全意識の向上も実は大きなメリットだと思いました。
もともと安全運転を心がけてはいますが、急いでいる時などあとから反省することがあるのも事実です。常に安全意識を持てれば、いうことはありません！
ドライブレコーダーに求めること
何よりも記録装置としての信頼性です。
万一に備えて記録映像を残そうと思っているのに、録画ができていなかったとかはありえません。
また、夏の車内は当たり前のように60℃くらいになりますし、私の住む地域では冬は氷点下にもなります。そのままの温度で車を走らせることはないと思いますが、このような過酷な温度環境に耐えるだけの設計は重要です。
悩んだ末の3選
国内メーカー・海外メーカー・新旧あわせると、もはや選びきれないほどの製品がありますが、その中からなんとか、特に信頼できそうな3点に絞り込みました。
あまりに安すぎるものは品質的に疑問が残るので、実売2万円前後の商品から選んでいます。
イクリプス／ECLIPSE DREC200
【メリット】
日本製、3年保証。
カーナビなどの実績があり、トヨタやホンダ、マツダ車の純正にも採用されているイクリプスブランド（富士通テン）の安心感。動作温度も-20～65℃と心強いです。
特に西日本で信号機が点滅（または消灯）して写ってしまう問題に対応済み（フレームレート28fps）という点は見逃せません。
【デメリット】
3製品の中で唯一、本体に画面がなく画角を合わせる際の設定（初期設定）が少し面倒そうです。
ケンウッド／KENWOOD KNA-DR300
【メリット】
こちらもカーナビなどで実績がある国内メーカーという安心感があります。内蔵バッテリーで衝撃を感知して記録する駐車モード搭載。動作温度は-10℃～60℃。
【デメリット】
フレームレート30fpsと信号機の点滅問題に対応されていないのが残念です。また、駐車モードはエンジン停止後最大でも25分、距離を走らない人など充電状態によっては「数分で切れる」という口コミも多くあまり期待するものではなさそうです。
ガーミン／GARMIN GDR43J
![[ガーミン/GARMIN] ドライビングレコーダー(130301) 【品番】 GDR43J](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41CXmV4D6VL._SS300_.jpg)
【メリット】
アメリカのGPS機器メーカーということで、なんとなく信頼感があります。バッテリー内蔵で、電源が断たれても一定時間録画が可能で、オービス（自動速度違反取締装置）をアラートで知らせてくれる機能も装備されています。
【デメリット】
動作温度が0℃～60℃と、夏は心配なさそうですが、冬に少し不安が残ります。また、HDR補正機能も搭載されていないことを考えると、トンネルの出入り際や夜間の映像は上の2製品に劣ると想定されます。
エンジン停止後も動きを検知すると自動的に該当箇所の映像を保護するパーキングモードがありますが、別売の電源直結ハーネスと配線が必要だということです。
比較表
以下に各製品の仕様をまとめておきますので参考にしてください。
| メーカー | イクリプス ECLIPSE | ケンウッド KENWOOD | ガーミン GARMIN |
|---|---|---|---|
| 型番 | DREC200 | KNA-DR300 | GDR43J |
| 視野角 | 水平110°、垂直70° | 水平約100°、垂直約55° | 132° |
| 画質 | 1280×720 HD | 1920×1080フルHD | 1920×1080フルHD |
| 1/2.7インチCMOS 100万画素 | 1/2.7インチCMOS 200万画素 | 300万画素 | |
| 録画フォーマット | MP4（H.264＋AAC） | H.264（MOV） | AVI |
| フレームレート | 最大28fps | 30fps | 30fps |
| 映像・音声（ON/OFF対応） | 映像・音声 | 映像・音声 | |
| LED信号対策 | ○ | × | × |
| 特徴 | HDR合成技術で、立体駐車場に入る際やトンネル出口など明暗差の大きなシーンでも白とびや黒つぶれを抑える。 衝撃検知でその時点の録画ファイルを保護。 |
HDR合成技術で、立体駐車場に入る際やトンネル出口など明暗差の大きなシーンでも白とびや黒つぶれを抑える。 衝撃検知でその時点の録画ファイルを保護。 |
HDR合成での補正機能はなし。 衝撃検知でその時点の録画ファイルを保護。 バッテリー内蔵で、電源が断たれても一定時間録画可能。 |
| GPS機能 | ○ | ○ | ○ |
| Gセンサー | ○ | ○（前後・左右・上下） | ○（3段階感度切替え） |
| モニター | なし | 2.4インチ | 2.3インチ |
| 地デジ電波干渉対策 | ○ | ○ | ○ |
| データ分析 | 付属ソフト（Windows）で、GoogleマップやGoogle Earthと連動することで立体的に走行軌跡を確認表示 | 付属ソフト（Windows）で、Googleマップと連携し、記録された位置情報を表示 | 付属ソフト（Windows）で地図と連携、走行データの詳細や画像の確認ができる |
| パーキングモード | × | ○内蔵バッテリーで衝撃を感知して記録。フル充電で約25分。 | △（別売の電源直結ハーネスと配線が必要） エンジン停止後も動きを検知すると自動的に該当箇所の映像を保護 |
| スピードカメラアラート | × | × | オービス（自動速度違反取締装置）をアラートでお知らせ |
| サイズ（幅x高さx厚み） | 55×37×85mm | 65.2×65×35.8mm | 81.9 x 65.7×35.8mm |
| 約85g | 約95g | 110g | |
| 動作温度 | -20～65℃ | -10℃～60℃ | 0℃～60℃ |
| その他 | 3年保証 価格コム満足度ランキング11位（2015.06.30） |
価格コム売れ筋ランキング1位（2015.06.30） | 価格コム満足度ランキング4位（2015.06.30） |
| URL | メーカー公式サイト | メーカー公式サイト | メーカー公式サイト |
まとめ
検討に検討を重ねた結果、「ECLIPSE DREC200」を購入しようと思っています。
日本製で自動車メーカーの純正品と同等という安心感（各社が採用するだけの基準をクリアしていると考えられる）と、個人的に走行中の映像再生は不要ということ、ぶら下げるように取り付けるタイプと比較して邪魔になりにくいのではという予想です。
また取り付けたらレビューの形でご報告できればと思います。
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